動機としてはよりメモを効率的に使うようなノウハウを求めて、この本を買ったわけですよ。
なので一番の期待があったのはここの部分。
ノウハウや書き方を学んで、現状を変えたいという気持ち、あなたにも少なからずあるのでは?
そんな期待を込めて買った私がどう感じたのかをご紹介しますね。
どういった本で、どうして購入して、読んだ後どう感じた?というのは別記事に書いています。
なのでそういうことが気になる方は下記リンクからどうぞ。
書き方がわかったら、メモの使い道が必要ですよね!
そういった使い道に関しての感想は次の記事からどうぞ。
メモをしない人はこんな損をしている
『メモの魔力』によるとメモをすることで鍛えられる5つの能力があるとのこと。
- アイデアを生み出せるようになる(知的生産性の向上)
- 情報を「素通り」しなくなる(情報獲得の伝導率向上)
- 相手の「より深い話」を聞き出せる(傾聴能力の向上)
- 話の骨組みがわかるようになる(構造化能力の向上)
- あいまいな感覚や概念を言葉にできるようになる(言語化能力の向上)
メモをしない私のような人間は、こんな機会がない。
つまり 損をしている! というわけですね。
それは勿体ないのですが特に損しているじゃん!と感じたのが1つあります。
2番目の”情報を「素通り」しなくなる”というものです。
私が損してるのここだ!
実はこの”メモで鍛えられる5つの能力”の部分を読んで、私はこの本を買いました。
2番目の”情報を「素通り」しなくなる(情報獲得の伝導率向上)”が物凄く心に刺さったんです。
ニュースや人の話を視たり聞いたりして「ふーん」と思ったことありませんか?
その時に「ふーん」と思って終わりだったりしませんか?私はそうでした。
それって情報が素通りしてますよ、情報獲得の機会を逃してますよ。
この本で改めて叩きつけられたわけです。
素通り、つまり損してますよって。
今は昔よりもずっと情報があふれていて、良い情報に簡単にたどり着けますよね。
でも簡単にたどり着けるあまりに「また目にするだろう」と私は思ってました。
これって機会の損失だなって、損しているなって感じたんです。
その1つだけでもなんとかしたいと思ったのに、他に4つも能力が鍛えられちゃう。
メモですか?するしかないでしょ!!
この本のノウハウで言いたいのはただこれだけ
メモするしかないでしょ!でもどうやって?というのが冷静になると出てくるわけです。
が、タイトルを思い出しましょう「メモの魔力」です。
期待してもいいですよね(笑)
本書のメモをとり方、つまり知的生産を行うためのメモのノウハウは以下の3つ形が基本形にして全てです。
- インプットした「ファクト」をもとに、
- 気づきを応用可能な粒度に「抽象化」し、
- 自分のアクションに「転用」する。
P.46”
「ファクト→抽象化→転用」この流れを使うのが重要、なるほど。
著者がおすすめする自己分析でもこの流れを使うので、ここが本当に大事。
とはいえ、この部分がよくわからないと結局メモをしないんじゃないかと。
私個人としてはそのままの言葉で使うよりも、自分の(直観的にわかる)言葉にしてみるとわかりやすいと感じました。
「ファクト→抽象化→転用」⇒「具体的な情報→何、どんな、なぜ→だから自分の目的に生かすとこう」
これは私なりにわかりやすくしたものなのですが、読んでいるあなたも自分が納得できる形に変換してみるとスーッと入ってくるものがあると思います。
特に重要なのが抽象化なのですが、ここが慣れるまで難しい。
というかいまだに不安で読み返します。
ある程度パターン化して説明があるので、その部分の感想は次のお話になります。
抽象化とは物事の本質を考えること
あくまで私なりの解釈。
ぶっちゃけ自分で読んで納得するまで考えるのが良いと思います。
抽象化して物事の本質を考えるのは以下の2ステップ(色々省略)
- 3つの型のどれで抽象化するのか判断する
- 「そのファクトとはつまり○○である」と抽象化する
1つ目に関しては「何、どんな、なぜ」という問いに合わせて「What型、How型、Why型」とそのままな名前がついています。
それは何なのか。どんな特徴があるのか。なぜ○○なのか。
そのファクト(事実・情報・具体)に対して問いかけをすることで抽象化するわけです。
- What型:名前を付ける、まとめる
- How型:特徴を深堀して考える
- Why型:何かに転用するために、理由を抽出する
2つ目は1つ目の型を使った結果ですが、その時に注意する点があります。
その抽象化したことは汎用的であり、他に転用した時に再現性があるか?という点です。
抽象化にはそもそも「他の事に転用することで同等の結果が得られること」という前提があります。
メモしたファクトの本質を考えて抜き出し、自分のことに転用するのがこのメモの特徴なんです。
実はこの部分だけ、感想を書くためのメモが少なかったんですよ。
なので何回か読み直したうえで書いています。
メモの取り方よりもここの方が大事だと本能的に感じてビビったっぽいです(顔背け
なぜこの部分のメモが少ないのか?
その時は流していたのですがこうやって記事にする上で、その説明をしないのは違うだろうと思い、改めて疑問に向き合ってみました。
ざっくり結論から書くとこの部分は「難しい、面倒くさい、無理」と感じる要素が大きかったからがその答えだと認識。
この部分をまとめるとどういう事を言っているだろうか?と自分の中でまとめるのが難しく感じたし、
それをできるようになるまで思考を深めるのは面倒くさい。
さらにこういった人や本が参考になりますよというのは、結局のところ自分には(少なくとも今は)無理だなとも感じました。
解決すべき問題、目的が私の中で明確なっていない。なので単なるゲームで終わってしまう。
これも上述したマイナス感情を誘発する要素になります。
本書は読み進める中で、自己分析にてこのやり方を実行することでこの不安は解消できる構成になっています。
なっていますが、如何せんこの部分でメモしなかった理由にもなってるかなと。
ですから未だに何度も読み返しているので、うまくまとめられないんですよね。
逃げた言い方になっちゃいますが「自分で読んで感じて欲しい部分」かなと。
ノートの書き方ってどうすりゃいいの?
この本の一番の問題点として以下のような点が挙げられると感じました。
- ノートの例が少ない
- 白黒なので著者の使っている色分けがわからない
色分けだけなら本のカバーを取ってみると、著者の膨大なメモの一部を見ることができます。
それから判断すると、ある程度は自由にやっていいんだなと私は思いました。
が、やはりよくわかるレベルで参考になるものが見てみたい。
私もそう思いました。
そういう方はTwitterにて「#メモの魔力」で検索をしてみてください。
すでにこの本を読んで実践されている方のメモがたくさん見つかります。
特に前田さんがリアクションをしたものを探してみると、参考にするのにぴったり。
これは本の中でメモを書いてネットに上げて、自分宛てにメンションを飛ばしてくれたら、できるだけ反応すると書いてあるから。
実際リツイートしたりとリアクションがあるのです。
チラッと見るだけでも、いろんなその人なりの工夫があったり、理解の仕方があったりして楽しいです。
本の内容をより深めるためにも有用なので、本書を購入した方や購入を検討している方は一度検索してみてくださいね。
え、いいからミカイのを見せろと?
字が汚いからぼかしてます。
内容はこの記事を書くためのメモなので見られてもいいのですけど、何回も言いますが字が汚いのでぼかしてます(涙
色とかはわかるので、雰囲気はわかるんじゃないでしょうかね。
そんな私も結局Twitterで他の人のを参考にしてるし、ノートの使い方は検索する方がおすすめです(真剣
難しく考えずメモをとることからの本質
やりたいことがあるなら、あれこれ考えずにメモをとりなよ。
というのが本書の本当のノウハウの部分かなって思いました。
ただしこれは単にメモをとればいいというわけではないです。
本書の中で著者の前田さんは何度も「重要なのはメモをとる姿勢である」と述べています。
「メモをとるのが大事だよ」という部分もありますが、本質はそこではないです。
目標が明確であるかがやはり一番大事。
メモをとって”どうするか”がないと、知的生産性がうまれず、単なる情報の記録になってしまいます。
なのでメモを有効活用するための目標がまず必要なんですね。
それさえあれば体裁は後から整えるとして、メモはするだけでいい。だから難しく考える必要はないわけです。
なのでよければこちらもどうぞ。